就労継続支援a型生活できない

就労継続支援A型の給料だけでは生活できない
これは紛れもない厳しい現実です。
ですので多くの方は
・障害年金
・生活保護

も活用しています。
ただ、それでも生活はかなり苦しいのも事実です。

両親と同居の実家暮らしで「自分の小遣い程度だけでも稼げればいい」とお考えならそれでもいいのですが、両親もいずれは高齢になり働けなくなります。
その時に慌ててももう遅いかもしれません。
できれば早いうちに「障害者専門転職エージェント」に相談だkぇでもしておくことをおすすめします。
就労継続支援A型ほど楽な働き方はできませんが、その分収入はグンとアップします。
意外とあなたの障害に合った仕事も見つかるものですよ。

障害者雇用の就労継続支援A型の給料だけでは生活できない

就労継続支援a型 生活できない
厚生労働省の調査によると、就労継続支援A型事業所での平均賃金は月額79,625円です。
引用:厚生労働省 令和2年度工賃(賃金)の実績について
ですので現実問題として、就労継続支援a型の給料だけでは生活できない!と言えるでしょう。

就労継続支援A型の給料が安い理由

就労継続支援A型の賃金が安いことにショックを受ける方も少なくないのですが、それもやむおえない現実があります。
仕事も比較的単純作業のものが多いです。

【就労継続支援A型事業所での仕事】
衣類のクリーニング
パンやお菓子の製造
ミシン作業や手工芸
清掃や洗浄作業
パソコンでの簡単なデータ入力
梱包・発送作業
農作業
部品加工

さらに、就労継続支援Aがらでは障害を持った方の体力や体調に合わせた働き方ができます。
例えば
・週に1日だけ
・1日1~2時間だけ

というのも可能です。

責任も小さい、自由な勤務形態では賃金が安くなっても仕方がない

就労継続支援A型は主に障害を抱えて一般企業では働くいことが困難な方たちのために作られた制度です。
ですから就労継続支援A型事業所での仕事は
失敗しても責任の少ない仕事
自分の体力や体調に合わせた働き方(休んでも文句は言われない)
そんな特殊な働き方なので、賃金が安くなるのも仕方がありません。

就労継続支援A型のデメリットも知っておこう

就労継続支援A型のデメリット
就労継続支援A型を利用する前に、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが大切です。
また、自分に合った事業所を選ぶために、複数の事業所を見学することをおすすめします。

確かに就労継続支援A型は障害者にとって良い制度ではありますが、こんなデメリットもあります。

① 一般就労への移行が難しい

就労継続支援A型は、働く場を提供する事業所です。
そのため、一般企業への就職を目的とした訓練やサポートは充実していないことが多いです。
一般就労への移行を希望している場合は、就労移行支援事業所の方が適切な場合があります。

② 収入が低い

就労継続支援A型の利用者の平均賃金は、月額約8万円程度です。
これは、一般企業の平均賃金と比べると低いのが現実です。
就労継続支援A型の収入だけで生活費を賄うことは現実的に無理があります。
多くの方は家族からの援助や生活保護の受給が必要になる場合が多いです。

③選択できる仕事が少ない

就労継続支援A型で提供される仕事は、軽作業や単純作業が中心です。
自分のスキルや希望に合った仕事を見つけることが難しい場合があります。

④通所が大変

就労継続支援A型の事業所は、自宅から遠い場所にある場合があるでしょう。
毎日通所するのは大変で、体調を崩してしまう場合もあります。

④退職金や社会保険がない

就労継続支援A型の利用者は、一般企業の社員とは異なり、退職金や社会保険に加入できない場合があります。
長く働く場合、老後の生活設計が難しくなる可能性があります。

⑥一般就労への意欲が薄まる

給料は低くても安定した収入を得られる反面、一般就労への意欲が薄まってしまう方も少なくありません。

⑦事業所によって質が異なる

就労継続支援A型の事業所は、運営主体や事業内容によって質が異なります。
自分に合った事業所を見つけるためには、事前にしっかりと情報収集する必要があります。

⑧人間関係のトラブル

利用者同士の人間関係や、職員との人間関係でトラブルが発生する場合があります。

就労継続支援A型のまとめ

就労継続支援A型は、障害者が安定的に働くことができるというメリットがあります。
しかし、一般就労への移行が難しい、収入が低いなどのデメリットもあります。
就労継続支援A型の利用を検討する際は、メリットとデメリットをよく理解した上で、自分に合った選択をすることが大切です。

就労継続支援A型で働いていても障害年金はもらえるの?

就労継続支援a型 障害年金 もらえる

ですので、就労継続支援A型・B型事業所に通所してても障害年金をもらうことができます。
それは、障害年金は生活費用の補填という意味合いから国から支給されるお金だからです。
もちろん、障害年金受給については所得制限もあります。
ただ、ただでさえ少ない就労継続支援A型の賃金ですから、それでカッとされることはありません。

【障害年金の所得による支給制限】
前年の所得額が4,721,000円を超える場合は年金の全額が支給停止となり、3,704,000円を超える場合は2分の1の年金額が支給停止となります。
引用:日本年金機構

就労継続支援A型事業所に通いながら副業はバレる?

a型事業所 副業 バレる

実際に就労継続支援A型の賃金だけでは生活できないので、それ以外にアルバイトなど副業をされる方も少なくないでしょう。
しかし、問題は「a型事業所に通いながらの副業はバレる」ということなんです。

アルバイト等の副業でも事業者は給与を支払った場合、給与支払報告書を市区町村に提出します。
市区町村は、確定申告書、給与支払報告書、公的年金等支払報告書、住民税申告書等の資料をもとに、所得を把握しているのです。

バレたら就労継続支援の利用ができなくなることもある

原則的に就労継続支援A型とは別にアルバイトなどの副業との併用が認められていない自治体でアルバイトを行った場合には、サービスの継続利用ができなくなる可能性もあります。
このあたりの対応は自治体によって異なるので、アルバイトや副業を検討している方は自治体に就労継続支援との併用は可能かどうか確認するか、事業所に相談することをおすすめします。

就労継続支援a型の収入だけでは生活できないから勇気を出して一歩を踏み出しませんか?

就労継続支援A型では生活できない

現実問題として「就労継続支援A型の収入だけでは生活できない」という厳しい現実はどうしようもありません。
だからこそ、次のステップに進むことも考える必要はあります。

【就労継続支援A型に半年通って分かったこと】

確かに障害を抱えた人が、一般の方と同じように働くことはとても大変です。
しかし、そこをなんとか「障害を持つあなた」と「障害者雇用に積極的な企業」とがお互い話し合ってうまくそのあたりを解決していく努力も怠ってはいけないのです。
このあたりは自分ひとりではなかなか解決策は見つかりにくいですが、障害者転職エージェントなどもうまく活用すればあなたの障害特性に合わせた働き方も見つかるかもしれません。