発達障害
発達障害,診断発達障害に気付いたら・・・

発達障害の診断は?

発達障害の診断は?

発達障害

発達障害を病院で診断発達障害によって日常生活に支障のある場合には、医師の診断を受け、療育を受ける必要があるでしょう。
しかし、発達障害を診断できる病院は少なく、予約を取れたのが半年先だった…といくことも珍しくはありません。

特に大人の発達障害の診断は子供の発達障害に比べ難しく、扱う病院も少ないのが現実です。

相談機関では病院の紹介をしてくれます

相談機関から病院の紹介を受ける発達障害の相談を受け付けている相談機関(発達障害支援センターや保健所など)では、必要に応じて発達障害を診断してくれる医療機関を紹介してくれます。
また、かかりつけの小児科でも紹介状を出してもらえることもあります。

発達障害の診断は何科?

発達障害の専門医のいる医療機関が良いですが、学童期までは小児神経科や小児発達神経科、児童精神科などで、思春期以降は精神科で診断してもらえます。
相談機関等の紹介ではない場合、受診前に発達障害に対応できるかどうかを確認すると良いでしょう。

病院では何をする?

病院では、面談(観察)・脳波検査・知能検査などを行って診断します。
事前に問診表などを渡され、生育暦や普段の様子などを記入して持参する場合もあります。

発達障害は、特に軽度の場合はわかりにくく、診断までに時間がかかることが多いです。
また、一度発達障害ではないと診断されても、後に発達障害と診断される場合もあるようです。

はっきりしない場合は「様子見」となることも…

子供の発達障害の症状は、成長がゆっくりと捉えられることもあります。また、その子の個性である場合もあります。
明らかな発達障害の症状がなく、「しばらく様子をみましょう」と言われるケースも少なくありません。

「様子をみましょう」と言われたからといって、療育をする必要がないというわけではありません。
療育を受けながら様子をみていき、後に診断されることもあります。
療育は、障害がなくても子供の発達のためには良いことなので、様子見の段階でも療育を受けておくと良いでしょう。

子供への告知はどうする?

本人への告知は、さまざまな考え方がありますが、発達の過程において子供は「どうして僕だけ座っていられないのだろう」「どうして薬を飲まなければいけないのだろう」「どうして自分だけみんなと違うのだろう」など、障害に対する支援や障害の症状、取り巻く環境などに疑問を持つようになってきます。
本人の障害の特性を伝えて、本人が自分と自分の特徴を肯定的に捉えることは、二次障害の防止にもつながるとされています。
告知のタイミングや方法に、絶対正しい方法などはなく、本人の性格などを熟慮して決める必要があるでしょう。

また、学校の保護者などに告知する場合にも注意が必要です。
なんらかの原因で、本人の耳に障害に関する情報が入ってきてしまうこともあるのです。
周囲への告知が必要な場合には、本人に告知していないのならば特に、どのようなリスクがあるのかをしっかり考える必要があるでしょう。

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