学習障害の診断は家庭や学校での様子や、専門機関での医学的な検査(必要に応じて)、知能検査などをもとに行います。
LDでなくても、計算や読み書きが苦手な人はたくさんいます。
LDは専門家による診断が必要なのです。
近年大人にもLDの診断を受ける人が増えています。
学習障害が一般に認識されるようになったのは最近のことです。
そのため、子供の頃からLDの症状があっても、気付かずに困難を抱えて過ごしてきた人がたくさんいるのです。
大人になってから、診断を受ける必要があるのだろうか…と考える人は多いでしょう。
日常生活で困難がある場合には、大人でもLDの診断を受け、困難を解決する方法を専門家と相談しながら見つけていくと良いでしょう。
実際に診断を受けて、「自分は無能ではなかった」と思いほっとしたと言う人や、診断を受けたことで、苦手な部分を補うための自分なりのやり方を見つけるようになって負担が軽減したという人もいます。
学習障害は特別な支援が必要です。
学習障害は2006年より普通学級に在籍して特別支援学級での指導も受けられる通級の対象となっています。
早期発見により、早い時期から適切な支援を受けることは、発達や負担の軽減につながるのです。
下記の項目の中で、一つの領域によく当てはまるものが多くある場合には、専門機関や医師に相談することをおすすめします。